焼津市ホームページ ≫ まちかどフォトニュース ≫ バックナンバー ≫ まちかどリポーター一覧 ≫ まちリポ事務局 ≫ 家族連れにおすすめ! お出かけスポット 「焼津シュリンプパーク」
まちかどphotoニュース
ここから本文です。
家族連れにおすすめ! お出かけスポット 「焼津シュリンプパーク」
焼津市浜当目にある「焼津シュリンプパーク」は、小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が楽しめる、「鬼テナガエビ」の釣り堀です。
鬼テナガエビとは、世界最大のテナガエビで、味がよく高級食材とされ、ミソは他のエビの3倍もあります。実は、鬼テナガエビの釣り堀は全国に3か所しかありません。
そのうちの1か所である焼津シュリンプパークに、釣り初心者の私が3歳の姪っ子と行ってきました。
ページ内メニュー
鬼テナガエビを釣るためのコツ
釣り堀の様子
焼津海洋深層水を使用しています
焼津シュリンプパークに到着すると、早速お店の方から鬼テナガエビを釣るためのレクチャーを受けます。エサは、触っても臭いがつかないハツ・レバー・エビのいずれか。この日は、ハツでした。仕掛けにエサをつけるとき、針金の先を少しだけ出すのがポイント。お店の人が丁寧に教えてくれるので、釣り初心者でも心配ありません。
エサを付けたら、いよいよ釣り開始。
釣り方は、鬼テナガエビの目の前にエサを垂らして釣るというシンプルな方法です。エビによって反応がないこともあるので、早めに見切りをつけて、ターゲットを変えるといいそう。釣り堀の水は、焼津の海洋深層水を利用しています。
生け簀は、全部で4つ。うち1つは子ども向けの生け簀で、通常よりも生け簀の高さを低くしてあります。踏み台もあるので、3歳の姪っ子もひとりで釣りをすることができました。
(お兄さんの力を借りて)なんと3歳の姪っ子がエビを釣ったところ
釣りを始めて1時間。はたして、結果は?
実際に釣った鬼テナガエビ
開始から1時間。釣り竿を4本借りて、家族7人で挑戦した結果、12匹釣ることができました!姪っ子は釣りが初めてだったので、かかった竿の衝撃に驚いたり、エビが跳ねた水しぶきが自分の顔にかかって泣きそうになったり、日常では味わえない体験ができました。
子どもだけでなく、大人も「こっちの方が釣れるかも?」「釣れたよー!」など、自ずとコミュニケーションが生まれ、とても楽しい時間を共有しました。
釣ったあとは、新鮮なうちにその場でいただきます!
釣った鬼テナガエビは、持ち帰るかその場で焼いて食べることができます。
(その場で焼いて食べる場合は、浜焼き台を一式レンタルするため追加料金300円が発生します)。
バーベキュー会場
バーベキューの準備はお店の方が対応してくれます
とれたての鬼テナガエビを炭火焼でいただきます
自分たちで釣ったエビを新鮮なうちに炭火焼きでいただきます。火を通してエビ全体が赤く染まったら食べごろです。塩をひとふりかけ、アツアツなうちに食べたら、身がフワフワでとっても美味しかったです。
鬼テナガエビの特徴なだけあって、ミソがたっぷりで濃厚でした。美味しすぎてあっという間になくなってしまったので、鬼テナガエビ釣りの再チャレンジを心に決めました!
なぜ焼津に鬼テナガエビ釣りの釣り堀を作ったのか
さて、ここからは、焼津シュリンプパークを運営しているアイ・カインド株式会社の市川賢ニさんにお話を聞きました。
元々倉庫だったこの場所は、市川さんが釣り仲間と協力しながら、2022年7月にオープン。きっかけは、コロナ禍で遠出がしづらくなった地元の人たちのために、近場で楽しめる場所をつくりたいという想いから。
アジアで人気の鬼テナガエビの釣り堀にした理由はいくつかありますが、一番は「棄てられてしまう焼津海洋深層水の再利用」。焼津海洋深層水は、一般的に水深200m〜300mよりも深いところにある海水のことで、需要が低いために半分くらいは棄てられているようです。
鬼テナガエビを養殖するためには、水温を25〜30度で維持しなければならず、焼津海洋深層水を使うよりも、実は温泉を使った方が温度管理は楽だとか。
しかし、市川さんは棄てられてしまう焼津海洋深層水を使うことにこだわり抜いた結果、ミネラル成分などの栄養素が高い鬼テナガエビの養殖に成功。「気軽に鬼テナガエビが食べられる場所は少ない。多くの人に鬼テナガエビの美味しさを知ってもらい、焼津の活性化に繋がれば」と話してくれました。
アイ・カインド株式会社 代表取締役の市川賢二さん
浜焼き場
釣り堀
焼津シュリンプパークは市川さんと釣り仲間の手作り。2ヵ月で完成に至る。
釣りは子どもたちにとっても楽しく、生き物に触れられる体験ですが、事故に遭う可能性があります。しかし焼津シュリンプパークでは、釣り堀が浅いため、小さな子どもでも安心して釣りを楽しめます。自分で釣ったエビを食べれば食育にも繋がりますね。
もちろん子どもだけでなく大人も、焼津シュリンプパークに行けば、日常では味わえない自然の楽しさを感じ、夢中になることでしょう。鬼テナガエビも本当に美味しかったので、ぜひみなさんにも召し上がっていただきたいです!休日は焼津シュリンプパークへ遊びにお出かけください。
初めてこんな近くでエビをみたので、真剣な様子の姪っ子ちゃん
焼津シュリンプパーク
- 住所:焼津市浜当目984 I・KIND(株)第二ヤード内
- 営業時間:事前予約制
平日はご予約のみ 事前ご予約優先
土・日・祝 午前10時から午後6時
- 電話番号:080-1621-1645
- 事前予約:yaizushrimppark@gmail.com
- 料金は竿毎の計算となります
(例:6人家族で2竿借りた場合は、1,500円×2名)
- 支払い方法:現金またはPayPay
- 飲み物や食べ物の持ち込み可能。事前にご相談ください。
まちかどリポーター
まちリポ事務局
焼津の魅力を発信する有志のリポーター「焼津まちかどリポーター」の運営事務局。
「旬」な焼津のヒト・コト・モノを発信するべく、まちかどリポーターにさまざまなサポート・支援を行っている。
ページID:125
ページ更新日:2023年1月17日