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「Vanillako」から吹く新しい風

焼津市中根に2017年10月にオープンした洋菓子店「Vanillako(バニラコ)」。

今、焼津で話題のお店です。

お店の特徴は「お菓子の種類の豊富さ」。多い時には34種類ものお菓子を取り揃えています。店主の塚本さん自身が『お菓子選び』を楽しみたいタイプであるため、お客様にもたくさんの選択肢の中からその時のベストを選んでいただけるようにという思いが込められています。

迷うほどに楽しい焼き菓子店「Vanillako」

国道150号線沿いの住宅街にバニラコの看板があります。周りは田んぼやビニールハウスに囲まれ、「ここに洋菓子店が?」と戸惑いながらも看板に沿って進むと、忽然とお洒落な雰囲気を放つお店=バニラコが現れます。落ち着いた雰囲気の店内に入るとバニラコを経営する塚本由香里さんが迎えてくれました。明るく、ほのぼのとした雰囲気の素敵な方でした。

幼い頃からお菓子作りが好きだった塚本さん。父親の「お菓子を作る人になればいいじゃん」という何気ない一言がその道に進むきっかけとなったそうです。
高校卒業後はTV番組「どっちの料理ショー」で出される料理を手掛ける等、業界では有名なお菓子作りの専門学校である辻製菓専門学校に進学。2年間大阪で一人暮らしをしながらお菓子作りについてみっちり勉強しました。その頃はまだ自分のお店を持つことを目指していたわけではなかったそうです。

「焼き菓子店で働くのなら地元で」とUターンを決意した塚本由香里さん

塚本さんが一つ一つ丁寧に焼き上げています

静岡県へのUターンの決め手となったのは『暮らす環境』だったそうです。
「大阪は良くも悪くも、店や人が溢れている。もう少し自然があって、のんびりしている地元に戻りたい」と思い地元にて就職。
Uターン後は、藤枝市にある「パティスリー クロシェット」や静岡市の「たまるや」などに7年半ほど勤務。
「勤務先のオーナーから『そろそろ上の立場に立つか、自分のお店を持ったほうがいい』と助言をもらったんです。『自分のお店を持つなら、地元がいい』と思いました。27歳の時でしたね。」と塚本さん。

パルミエ

開業を決めたものの何から手をつけていいかもわからなかった頃に出会ったのが、「カフェバール ジハン」で開かれている創業希望者を対象としたコーヒー教室。同じ志を持つ仲間と共に過ごすことでぶれることなく開業の日まで走り続けられ、開業に向けた情報も自然と得ることが出来たそうです。

最後に焼津でお店をオープンさせた感想を伺いました。
「焼津での暮らしは『街すぎず、田舎すぎない』ところがちょうど良い。あと、お店を持ってからの変化かなと思うのは、焼き菓子を試作していくなかで『焼く』ということの奥深さにのめりこんでいることです。」
皆さんも是非、そんな塚本さんの経験やこだわりが詰まっているバニラコに一度足を運んでみて下さい!

Vanillako(バニラコ)

まちかどリポーター

まちかどリポーター:まちリポ事務局

まちリポ事務局

焼津の魅力を発信する有志のリポーター「焼津まちかどリポーター」の運営事務局。
「旬」な焼津のヒト・コト・モノを発信するべく、まちかどリポーターにさまざまなサポート・支援を行っている。

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ページ更新日:2018年3月24日