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仕事を通してふるさとを元気にしたい
清水銀行 焼津支店 横山 脩人さん
1993年静岡県焼津市生まれ。高校時代までは焼津で過ごし、卒業後は明治大学経営学部へ進学。
憧れの都会で暮らし始めたものの、大学1年生のときの帰省をきっかけに、地元の焼津のさみしげな景色が気になるように。
卒業後は地元に戻って働くことを決意し、2017年に清水銀行に入行。現在は、焼津支店で融資や外国為替の相談窓口を担当している。
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華々しい都会、物静かな地元
高校3年生の頃から、毎日のように「焼津を出たい」と考えていました。東京へ行って世の中を知りたい、自分の見聞を広げたいと考えたからです。受験した大学も東京の大学だけで、もともと興味のあった企業経営を学ぶべく明治大学経営学部に進学しました。
憧れていた都会の暮らしは毎日が新鮮で、楽しかったです。電車を少し乗り継げば、「ザ・東京」の高層ビルやテレビでもよく見るような景色が広がっています。大学の授業もサークルも満喫していて、卒業後は就職も東京でするつもりでした。
でも久しぶりに帰省したときに、帰りながら焼津の街並みを眺めていたら、とても寂れているように感じられたんです。駅前なのにシャッター街で、人通りも少なく、港も活気づいていない、……寂しさのようなものを感じました。
それまでは地元での就職に特別な興味はなかったんですが、育った街のために何か力になれないかと考えはじめ、「地元で働きたい」という気持ちが強くなって、大学3年の後半くらいには静岡に絞って就職活動をするようになりました。
お客様の数だけ、知識の引き出しが増える
僕はいま、個人や法人のお客様を対象とした融資・経営に関する相談窓口を担当しています。また焼津は港町であり水産物の海外交易も盛んです。そのため外国為替の業務も担当しています。
清水銀行に就職を決めたのは、大学で学んだ経営学を活かせる銀行に勤めたいと思っていたことと、採用担当の方が非常に親切であったことが大きな理由です。
ただ、初めは何もわからない状態でした。銀行はさまざまな面でお客様の経営をサポートする仕事です。でも1年目に任される仕事というのは、その中のほんの一部分。自分の仕事の全体像が掴めず、何の役に立っているのだろうと暗中模索の日々でした。
それでも続けていくと、自分が作成している書類の先にいるお客様をイメージできるようになりました。どのような経営課題があり、どのようなサポートができるのか。先回りして行動できるようになってからは先輩や上司から認めてもらえたり、お客様に喜んでいただける機会も増えました。広く深い知識が求められるからこそ、お客様の数だけ経験を蓄積していける仕事だと感じています。
清水銀行 焼津支店
- 金融業・保険業
- 現中期経営計画においては目指す姿を「存在意義の発揮」とし、高度な金融サービスとコンサルティング機能の提供により、地域の持続的成長、お客様の利便性向上に取り組んでいます。
東京の友人にも自慢できる無二の場所
高校までは、「何もない」「もっと広い世間を知りたい」と思っていましたが、働き始めてから焼津のイメージが変わりました。銀行の仕事はお客様、つまり企業のことに詳しくなることなので、これまでは名前を知っているだけで詳しい事業内容を知ることは機会はありませんでした。
仕事を通して、焼津には他にはない強みや高度な技術をもつ企業がたくさんあることや、経営者の人柄や思いも知ることができました。地元の自慢できる場所や人を知ることができるのがこの仕事の面白さでもあるかもしれません。
休日も焼津ならではの魚や地酒を楽しみに外出することが多く、焼津駅周辺のお店に行くことが多いですね。
ちなみに、大学時代の友人もよく焼津に招いています。東京育ちの友人は焼津の魚のおいしさに驚いてくれて、卒業後も変わらず遊びに来てくれています。
いまでは自分の住んでいる街を誇らしいと思いますし、今後も仕事を通じて地元へ貢献していきたいと考えています。
横山 脩人さんがオススメする焼津のイイトコ「小川港魚河岸食堂」
まちかどリポーター
まちリポ事務局
焼津の魅力を発信する有志のリポーター「焼津まちかどリポーター」の運営事務局。
「旬」な焼津のヒト・コト・モノを発信するべく、まちかどリポーターにさまざまなサポート・支援を行っている。
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ページ更新日:2018年5月7日