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子どもの創造力や課題解決力を育む、ステモンが焼津に開校! STEAM教育とプログラミングで未来に役立つスキルを育成

2021年9月に焼津に開校したSTEAM教育やプログラミング学ぶ「ステモン焼津校」を訪問してきました。

運営しているのは、11年間勤めた大手外資系IT企業を退職し、東京から焼津にUターンした巻田悠達(まきた・ゆうたつ)さん。

巻田さんの想いや、子どもの創造力や問題解決力、集中力や好奇心を育成する「ステモン焼津校」の特徴を紹介します!

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STEAM教育とステモン焼津校

AIやロボットの発達、スマートデバイスや様々なアプリケーションなど、IT化が急速に進んでいる昨今、社会ではICT人材が求められ、それに伴い教育現場においてもICT人材の育成が世界中で大きなテーマとなっています。

そうした中、近年、世界中で注目されているのが、「STEAM(スチーム)教育」です。

「STEAM教育」の前身は、アメリカで始まった「STEM(ステム)教育」です。

STEM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の4つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念ですが、そこからさらに創造力を伸ばすための芸術や表現(Arts)を追加したものがSTEAM教育です。

アメリカでは、2000年代からICT分野やハイテク産業分野で深刻な人材不足になるといち早く予想して国家レベルで取り組まれ、シンガポールや中国などアジア諸国でもすでに盛んになっています。
日本ではまだ認知度が高くないかもしれませんが、2020年の教育改革でSTEAM教育が文部科学省で推進されるようになり、小学校ではプログラミング授業が始まっています。

幼児・小学生を対象とした「ステモン」というスクールは、2014年に東京で、日本初のSTEAM教育専門スクールとして設立され、公立小学校での導入実績もNo.1を誇ります。いまでは、プログラミングを学べる課外教室として、全国に拠点が広がっています。

そして焼津でも、2021年9月にステモン焼津校が開校されました。
西小川にある小川上公会堂で授業が行われており、5歳~12歳までの子どもたちが通っています。少人数制のスクールで、焼津市だけでなく藤枝市からも通う生徒さんもいるとのこと。

笑顔があふれるわくわくとした学習環境(ステモン焼津校)

 

「未来に役立つ学びを」の想いで都会から地元へのUターン、教育への挑戦者

(写真右から)巻田さんと一緒に講師を担当している桐村さん

ステモン焼津校を運営しているのは、焼津の企業に勤める巻田悠達さんです。

巻田さんは焼津生まれ・焼津育ち。東京で11年間、米国系IT企業でプリセールス・エンジニアとして働いていましたが、家業を継ぐために焼津にUターンしました。

テクノロジーやサイエンスが好きな巻田さんは都会に比べ、地方の子どもたちが新しいもの・技術に触れる機会が少ないことを実感し、子どものための新たな教育が身近にあることが大事だと気づいたそうです。また、コロナ禍で我慢を強いられている子どもたちを憂い、少しでも楽しい時間を作れたらという思いもあったそう。

「従来の日本教育は計算の早さと暗記(知識)を試される場面が多いものの、将来そういった分野はロボットやAIの方が人間より正確に、早く対応できるようになる。未来に役に立つ人間らしい発想力、課題解決力を育むことを目指していきたい」と話してくれました。


巻田さんは当初、独自で立ち上げることも考えたようですが、ステモンというスクールが広まりつつあることを知り、暮らす場所を問わずに都会と同じ最先端の内容をしっかりとレッスンできる利点を感じ、運営本部と契約し、ステモン焼津校を開校。
子どもたちの授業を担当するだけでなく、焼津校の運営やマーケティングに携わっています。

ものをつくることから、子どもの好奇心と発想力を育成する

ステモンでは、プログラミング教育ソフトとして最も有名な「Scratch(スクラッチ)」の開発に携わったSTEAM教育第一人者が開発責任者になり、ステモンのカリキュラムを開発しています。
カリキュラムには、マインクラフトも有名ですが、より教育に重きを置かれているScratchやブロック、ロボット教材などを活用します。最先端のカリキュラムでありながら遊びながら勉強する授業形式は、子どもたちの興味も引き出します。


ステモンのレッスンは、ゲームやアニメなどをつくるレッスンと、ロボットをつくり動かすレッスンの大きく2種類。毎回違ったテーマで作品をつくるそうで、ひとつのクラスで両方体験できるスクールは珍しいとのこと。
プログラミング教室は増えてきていますが、ロボット製作のように摩擦や重力といった実際の動きを理解しないとうまく動きませんし、課題解決力も身につきませんので、両方体験できたらお得ですね!

取材に合わせ、実際にプログラミング&ロボティクス(高学年向け)の授業にお邪魔しました!

この日のテーマはロボットで「ライントレースの自動車をつくる」です。ロボットが床面にある黒いラインをセンサーで読み取り、ラインに沿って走るというものです。
なかなか難しいですね。

しかし、先生が見本を見せると、子どもたちはすぐ自分のロボットを組み立てて、パソコンを使ってプログラミングしました。

見本を確認し、その日のゴールをイメージする

子どもたちは、自分が好きなロボットの形を自由に組み立てたり、見本(上の写真)よりもより複雑なラインを走るロボットをつくったりします。すごいですね!
講師はあえて見本をシンプルにつくることによって、その日のゴール(ミッション)を具体的にイメージしてもらい、「もっと良いものをつくりたい」という子どもたちの創造力や好奇心を刺激し、自分で考える姿勢を養います。

子どもたちがロボットを組み立てている様子

ロボットにプログラミングしている様子

見本にとらわれない自由な発想でかわいいロボットを創作

考えたプログラムを実行しても、いきなり思うようにロボットは動きません。

ロボットの動きを観察してうまくいかない原因を考えて、子どもたち自身がプログラムを修正します。
失敗やミスを恐れず、何回か実験して、ようやく正しく動くロボットができました!素晴らしかったです!
実験途中も、仲間と相談したり笑ったりして楽しそうでした。

実験に集中している子どもたち

このように、子どもたちはただプログラミングに取り組むだけではなく、物理的な知識や観察力や判断力を身につけ、問題解決力を高めることができます。現実の世界も同じですね!

ステモンの特徴は、学習塾のような知識習得型教育ではなく、友だちや講師とコミュニケーションしながら進めていくこと。
また、創造力やプログラミング的思考力だけでなく、コミュニケーション力と協調性も身につけることができます。

試作したロボットの動きを確認

保護者の方の反響もとても良く、子どもが楽しんでいる姿に喜ばれているようですが、子どもが制作した試作品を見るとさらに驚かれるそうです。自宅や、学校の休み時間などにプログラミングをして後日披露してくれる子どももいるそうです。

さらに、ステモン焼津校は、授業で使用するパソコンやタブレットやブロックなどを提供しますので、家庭で準備する負担がありません。テキストも持ち帰る必要がなく、宿題もないので、子どもたちが重い荷物を運び通う大変さはありません。それは安心ですね!

より高質的かつ魅力的なSTEAM学校に向けて

巻田さんが一番に大事しているのは、「子どもたちに楽しくわくわくする環境づくり」だそうです。

プログラミングに取り組む際は、設計図もなく問題の正解もないので、子どもたちに基本の知識を教えたあとは、自分たちで試作し、うまくいかないことがあってもその原因を考えられるようになってもらいたいとのことでした。

しかし、「難しい」と感じると子どもは飽きっぽくなるため、一緒に子どもたちの悩みに寄り添い、サポートする形をとっているそうです。

先生たちが生徒をサポートする

さらに、巻田さんはステモン焼津校の運営者、授業の先生という役割だけではなく、ステモン焼津校のサイトを自身で制作し、学校のSNS発信も担当しています。

「生徒の楽しんでいる様子をInstagramに発信することで、ステモン焼津校を広く知ってもらいたい。頑張ってやっています」と話してくれました!

ぜひInstagramをご覧ください!

今後、挑戦したいことについては、「学校の規模がまだ小さいですが、授業回数や教員を増やし、英語バージョンにも取り組んでいきたい。」とのことです。

取材を通じて

ステモン焼津校の授業は子どもに親しみやすい雰囲気があるからこそ、子どもがワクワクして授業を楽しむことができると感じ、自分も一緒に作ってみたいと思いました!

これから焼津市で、子どもが主体的に成長できる環境をつくるために、このSTEAM教育の取り組みが大事な役割を果たすのではないかと思います。今後もステモン焼津校の取り組みに期待しています。

まちかどリポーター

まちかどリポーター:まちリポ事務局

まちリポ事務局

焼津の魅力を発信する有志のリポーター「焼津まちかどリポーター」の運営事務局。
「旬」な焼津のヒト・コト・モノを発信するべく、まちかどリポーターにさまざまなサポート・支援を行っている。

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ページ更新日:2022年11月22日