焼津市ホームページ ≫ まちかどフォトニュース ≫ バックナンバー ≫ まちかどリポーター一覧 ≫ まちリポ事務局 ≫ 焼津まちのアートマップ巡り旅
まちかどphotoニュース
ここから本文です。
焼津まちのアートマップ巡り旅
焼津市の「アート」って考えたことがありますか?
水産のまちとして知られている焼津は、まちの人びとが暮らしている中で焼津のこころを表現する美しいものがたくさん生まれてきました。美術の初心者でも焼津ならではの「アート」を楽しめる「アートスポットを回遊する」イベントを紹介したいと思います!
「アートスポットを回遊する」という体験は学校法人静岡精華学園によって開催されている「駅キャン文化講座」の一環のイベントです。2023年3月19日(日曜日)~24日(金曜日)の6日間で、静岡大成高等学校の美術部が「静岡福祉大学駅前サテライトキャンパス(駅キャン)」を「駅キャンまるごと美術館」と名付けました。
そして、その「駅キャンまるごと美術館」と同時に、参加者が焼津の商店街をまちあるきをしながら「アート」を感じてもらうために、地元の画廊やお店とコラボして「アートスポットを回遊する」も実施しました。
商店街に拠点がある「駅キャンまるごと美術館」(静岡福祉大学駅キャン)をスタートポイントとして15圏内の7か所を巡って楽しむことができました。
ページ内メニュー
ギャラリー Pumpkin(パンプキン)
私がはじめに伺ったのは小石川公園の隣にある「ギャラリーパンプキン」です。
目立たない町の角にありますが、2階の建物でギャラリーの入口から自然とアート感を感じていました!青空の下の植物の緑色は、花の色で穏やかでフレッシュな雰囲気です。
ギャラリーパンプキン
ギャラリーパンプキンではアーティスティックなカツオモビールを展示していました。カツオモビールというのは、木で作られた小魚板に絵を描いたり、貼り付けたりして焼津のカツオを表現しているものであり、オリジナルの作品として作られているのです。
毎年ベースとなるカツオをイメージして切り抜かれた板は、静岡県立藤枝特別支援学校焼津分校の生徒さんによって丁寧に手作りで制作しているそうです。また、多くのアーティストの作品も届き、展示するそうです。ここでモビールを創るワークショップを実施し、子どもから大人まで自由に楽しく制作できます。
展示されている作品は、元は魚の形をした木材の板ですが、アーティストの豊かな想像力と表現技術によって驚くほどユニークなカツオの作品になります。作り方も素材もさまざまです。
例えば、ペーパークラフトの作家は紙でディズニー世界のものを創ったり、スペースシップを表現したりします。ペーパーイラストレーターの大熊さんは、凹凸感のある用紙があり、暖かみのある雰囲気のマーメイド紙をメインに使用し、未来のカツオ型海洋漁業基地をイメージして制作したそうです。
クラフト作家によるモビール
クラフト作家によるモビール
また、私が一番興味深かったのは美術家・演奏家の白砂さんの作品です。彼は音楽において壊れた楽器を変形して育った竹や不要になったものなどを使い、楽器を制作するそうです。
空き缶詰などを使用し、カツオをベースにした珍しい作品ですね。さらに、楽器として弾けるのです。
下記のリンクよりカツオ楽器の演奏を見てみてください!
ギャラリーパンプキンでは、その他にも猫や人間のイメージが表現された家具などの工芸品も作られます。
またこれらのカツオモビールの作品は、毎年秋(10月ごろ)に焼津駅前通り商店街で開催されている「焼津カツオSHOWてん」に飾られて、楽しいストーリー美術館になるそうです。
モビールが溢れるギャラリー
ギャラリーのスタッフの方がとても親切に説明してくださるので初心者でも十分楽しめるアートギャラリーです。
和菓子にアートを吹き込む和菓子工房 吉野
1931年創業した和菓子工房吉野は、地元の商店街に根付いていておいしい味だけではなく和菓子のデザインにもこだわっています。季節によって限定で販売する和菓子がとても人気ですが、今回アートスポットマップに登場する商品は特別です。
静岡大成高校美術部の学生がデザインした「オリジナル和菓子」を制作して販売していました。1日10個限定ですので、毎日あっという間に売り切れ!だったそうです。
その「オリジナル和菓子」はかわいいワンちゃんの顔です!高校生がデザインしたスケッチ画を見ながら作ったと店長の山川さんは語ります。
高校生のスケッチ
実際のオリジナル和菓子
和菓子は昔から食べるスイーツアートとして季節の移り変わりを表現して甘い味で人びとを喜ばせるものなので、そういう意味で和菓子職人もアーティストなのかもしれないと山川さんが話してくれました。
店長の山川さん
焼津の伝統を発展していく魚河岸シャツ やきつき家
魚河岸シャツは、焼津ならではの地元で愛用されているアイテムの1つ。
もともと森省商店の故森省三さんが戦前に手ぬぐいを縫い合わせて仕立てた「手ぬぐいじゅばん」から由来しています。2代目の故・森要三さんが生地を魚河岸柄に染めて「魚河岸シャツ」と名付け、販売しました。
そのとき、焼津の伝統を守り、焼津の中心市街を地域活性化するために、若手の経営者だった望月さんが魚河岸シャツのPRに力を入れていました。その結果、魚河岸シャツがブームになっていまでも愛されています。
魚河岸シャツは、すべて丁寧に手作りされた商品になっています。丈夫で着心地がよく、漁師たちのみならず、工事現場や農業などの作業着としても愛用されています。さらに、近年ではファッションアイテムとしても注目を集め、様々なデザインやカラーバリエーションが登場しています。
店長の望月さん
生地、柄から染め方までこだわりの魚河岸シャツは本当に焼津ならではのアートだなと感じました!
藍画廊
藍画廊はこども館から歩いて2分の場所で静かなまちかどに隠れている小さなアートギャラリーです。
「藍画廊」の看板
私が伺ったときは「小泉象銅版画展」が展示されていました。その前にはかわいいガラス絵と貝殻絵「五條博子ガラス絵と源氏物語貝合わせ展」が展示されました。
自由に絵を勧賞することができる上に、ギャラリーオーナーの佐藤さんと話すこともできて小泉象銅版画のことだけでなく、佐藤さんと藍画廊のこともたくさん聞けてうれしかったです!
佐藤さんはメガネ屋を経営していますが、陶芸や美術が趣味でもあり、地元の人々に美術を楽しんでもらうために個人のギャラリーをオープンしたそうです。本業をやりながら、展示のテーマや企画などすべて佐藤さんが考えて実施するそうです。
ギャラリーオーナーの佐藤さん
ギャラリールームは広くないですが、作品がきれいに丁寧に展示され、佐藤さんが親切に銅版画の技法と絵の解説をしてくださりました。ギャラリーが小さいからこそ、鑑賞している中でアートについてのコミュニケーションが生まれやすく一層作品を楽しむことができると感じました!
「小泉象銅版画展」の展示会の銅版画
「小泉象銅版画展」の展示会
また佐藤さんは焼津市の焼津まちなかセミナーにも陶芸や美術の講師として登場されるそうです。なので、この小さなギャラリーは絵の展示だけではなく、陶芸や美術のセミナーを通して多くの地域の人びとが集まってアートを体験することができます。これは本当に素敵だと思います。
藍画廊は週ごとに展示が変わりますので、ぜひ足を運んで楽しんでみてください!
参加者の声
「アートスポットを回遊する」イベントに参加したおかげで焼津のたくさんのアート、そして"アーティスト"と出会えました!焼津をアートという新しい視点で見ることができて面白かったです。また、昭和の音楽が流れている商店街を歩いてじっくり焼津のまちを観察することもできました。港町のアートを体験した、充実した1日でした。
まちかどリポーター
まちリポ事務局
焼津の魅力を発信する有志のリポーター「焼津まちかどリポーター」の運営事務局。
「旬」な焼津のヒト・コト・モノを発信するべく、まちかどリポーターにさまざまなサポート・支援を行っている。
ページID:328
ページ更新日:2023年3月30日