バス×歴史×SDGs 焼津の魅力を再発見！

こんにちは！

焼津まちかどリポーターのYUKAです。

今年の夏は本当に暑かったですね。
毎日うだるような暑さで地球環境の悪化を肌で感じるような夏でした。

私は夏休みに家族旅行に行ったのですが、そのとき訪れた海にごみが落ちていたことがありました。

それを見て「観光案内所でトングなどを借りて、旅をしながら環境に良い取り組みができたら面白いな…」と思いました。

そういったプランがないかを調べたところ、焼津市でそれに近い取り組みを実施したということを知り、お話を伺いに行ってきました。

お話を聞かせていただいたのは、焼津市建設部道路科の水上さん（写真左）と焼津市歴史民俗資料館の藁科さん（写真右）です。

 

ー今までに焼津市で環境と旅を融合させた企画があったと伺ったのですが、具体的にはどういう内容でしたか？

ごみゼロの日（5月30日）にちなんで、ごみ拾いをしながら史跡を巡るイベント「530ごみゼロ歴史探訪」のことですね。

2023年は、6月4日（土曜日）に中里・石脇地区の史跡を巡る企画を実施しました。

歩くルートは約4キロ。

JR焼津駅から出る市営バスを利用して、東益津地区へ行き、その後はごみ拾いをしながら、井伊直孝ゆかりの若宮八幡宮や産湯の井、北条早雲ゆかりの石脇城を学芸員の解説とともに巡ります。

2022年から実施していて、毎回20名近い市民の方が参加してくれています。

道中は皆さん熱心にごみを拾ってくれ、3時間で約9kgのごみを集めることができました。

その分時間が読めなかったのがヒヤヒヤしましたが(笑)、皆さんの環境に対する熱意が伝わってきて嬉しかったです。

参加者の方からは「いつもの歴史探索とは別の視点で街をみることができた」「見学した場所を綺麗にすることを通して地域に貢献できた」との感想があったそうです。

ー市外の方も参加できますか？

もちろん参加していただけます。

焼津市の広報や市の公式LINEを中心に告知するので、参加者の多くは市民の方になっています。

しかし、夏休みに開催した「焼津神社大祭の神事鑑賞と祭でにぎわう周辺散策」では帰省した県外の親子連れの参加もありました。

今後も市内外問わず参加して頂けるような企画を考えています。

ーこの企画のポイントはバスを利用することでもあるそうですが、なぜですか？

焼津市ではCO2削減の観点から自家用車ではなくバスの利用促進に努めています。

普段の生活ではどうしても車移動になってしまいがちですよね。

そこに少しでもバスの利用を組み込んでいただけたらと企画しました。

ー私も焼津市に住んで8年になりますが、1度もバスを利用したことがありません。
でもいざという時に困らないように、子どもにバスの乗り方やマナーを教えたいと思っていました。
親子で参加しやすい企画があれば、普段バスに乗らない人たちもバスに親しむ良い機会になりそうですよね。

そうですね。最近ですと、「移動絵画展」と称して子どもたちの絵をバスに飾っていました。

他にもなるべく幅広い世代の方に興味を持ってもらえるような企画を考えています。

取材後記「楽しみながら貢献するということ」

お話を伺って、楽しみながら環境に貢献できる取り組みがすごく良いなと思いました。

どうしても環境に良いことをやるとなると気が重いというか、楽しくなければ参加しようと思わない。
なので、興味を引きそうなことと環境改善に繋がることを上手く組み合わせて、「楽しんでいたらいつの間にか街も綺麗になっていた」という形が理想だなと感じました。

私もいくつかの子ども向け企画を考えてみました。

焼津の史跡から読み解く日本神話の世界×謎解き×ごみ拾い

高草山の虫を探そう×放竹林問題について考える

廃材×ものづくり×焼津のアーティスト

どうでしょうか！
その他、まちリポの取材先をバスで巡るツアーがあれば面白いですね！
取材した人が代わる代わるバスガイドになる…とか。

その際は私も張り切ってガイドやらせて頂きます。
水上さん、藁科さん、良かったら企画を起用してください(笑)

この中から実現する企画は果たしてあるのでしょうか！？

今後も広報誌を中心に様々な企画が案内されるようなので、ぜひチェックしてみてくださいね！

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ページ更新日：2023年10月17日