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「酸素コントロール」で健康寿命を叶える!山を愛する店主が焼津市で提案する新セルフケア
焼津まちかどリポーターのケンフィーです。
今回は焼津市に新たに低酸素施設をオープンした、YAMA ASOBIの岸本さんにインタビューしてみました。

岸本 計則さん
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酸素コントロールがもたらす、アスリートだけじゃない、一般の人も役立つ健康効果
私たちが生きていく上で、酸素が不可欠なのは言うまでもありません。
体内の酸素は「結合型酸素」と「溶解型酸素」の二種類に分けることができます。
通常の呼吸で取り込む結合型酸素は全酸素量の99%を占めますが、分子が大きいため、血液循環が悪い末梢の毛細血管には行き届きません。
一方、YAMA ASOBIさんが提供する高酸素ルームのように、酸素密度が高く気圧が高い環境に入ることにより、溶解型酸素を取り込むことが可能になります。
溶解型酸素は分子が小さく、血液や体液に直接溶け込み、全身の細胞の隅々、末端の毛細血管まで酸素を届けることができます。
この酸素をコントロールすることが、アスリートだけでなく全ての人々の健康につながります。

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酸素を多く取り込めるようになって、酸素が脳の隅々まで行き渡ることで、認知症や糖尿病などの病気になりにくい健康な体作りを促す予防医療としての効果が期待でき、さらに血管の健康と老化対策にも有効です。
また低酸素トレーニングは、運動不足で減りがちな毛細血管の減少を防ぎ、古くなった「ゴースト化した血管」を健康な状態に戻す効果があり、さらに酸欠状態に近い状態で負荷をかけるため、トレーニングが終わった後、体はより多く酸素を取り込もうとするといいます。
そのため運動が苦手な方でも、ただ座っているだけでも血液中の酸素を増やす効果もあります。
さらに低酸素ルームでは、標高3000mと同じ環境を作り出せるため、この環境でのトレーニングは平地での運動に比べて4倍の効果があると言われています。
ここで30分ウォーキングすることは、平地で2時間のウォーキングをすることと同じ運動効果があると言われており、効率的な体力作りにも大きなメリットがあります。最近叫ばれている「タイムパフォーマンス」の向上にもつながることでしょう。
岸本さんによると、人間にとって最も健康に良い環境は標高2500m程度であり、こうした環境に住む人々は癌の患者が少ないという事例もあるそうです。
低酸素ルームは、そうした健康的な環境を身近に再現していると言えますね。
理想的な利用方法として、まず低酸素ルームで負荷をかけるトレーニングを行い、次に高酸素ルームでリカバリーを行うことで、相乗効果が生まれ、より多くの酸素を取り込もうと体が働くようになるといいます。

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加えて高酸素ルームでは、末端まで酸素を行き渡らせることで、怪我や骨折の早期回復を早めるリカバリー(回復)効果も持ち合わせています。
有名な例としては、2002年のワールドカップ直前で骨折したデビッド・ベッカム選手が、ワールドカップ開幕戦に間に合うよう早期復帰を果たした要因として、高気圧酸素療法(酸素カプセル)が注目されました。
低酸素ルームを体験!ランニング30分で感じた身体の変化
早速、ケンフィーも低圧低酸素ルームを体験してみました!
普段の運動ではあまり汗をかかない僕ですが、今回の体験では開始してしばらくすると汗が止まらなくなりました。
特に低圧低酸素ルーム内で自転車を漕いだときは、太ももに強い負荷がかかり、短時間でもかなりキツさを感じました。
これは、室内が低圧環境に近い状態になることで発汗が促されること、さらに低酸素状態によって体に負荷がかかり、一時的に代謝が上がるため汗をかきやすくなることが理由のようで、さらに酸素が少ない環境では乳酸もたまりやすく、筋肉を動かした際の疲労感が強く出るようです。

低圧低酸素ルーム
気圧の変化については、飛行機に乗ったときや、標高の高い場所から車で下るときの耳抜きが起こることで体感できますが、この施設内では、部屋の中に置かれていたスナック菓子の袋が膨らんでいるのを見て、気圧の違いを実感できるようになっています。(驚くことに、本物のお菓子でした)
一方で、酸素が多い・少ないといった違いは、気圧の変化のように分かりやすく体感できるものではなく、実際に体を動かしてみて初めて、その影響を感じ取ることができたのかなと思います。
山を愛する店主・岸本さんが語る、山登りの魅力
岸本さんが山登りを始めたきっかけは13年前でした。
最初は「一度は富士山に登ってみたい」という思いから始まったといいます。
富士山の全ルートを制覇した後、頂上でしか見れない景色に魅了され、いろんな山を登ってみたいという気持ちが芽生えたそうです。
そして、加齢とともに体力が落ちると、山登りができなくなることもあり、「いつまでも健康で山登りを楽しみたい」という想いで、この低酸素・高酸素ルームを導入したといいます。
そして、自分たちだけで使うだけではもったいないという想いから、地域の住民向けにサービスとして提供を始めたそうです。
岸本さんが感じる山登りの魅力は多岐にわたります。
ひとつには、まず大変で苦しい思いを乗り越えて山頂にたどり着いた時の格別な達成感があります。
苦労が大きいからこそ、喜びや満足感は何倍にも膨れ上がり、山頂から望む素晴らしい景色は、登った人にしか見ることのできない特権です。
大変だった経験も含め、山での全ての経験は、人生そのものに例えられるほど記憶に残るものとなります。
また、いきなり高い山に挑戦するのではなく、一歩一歩経験を積み重ねてレベルアップし、難易度の高い次の山を目指していく過程も、山登りの大きな楽しみの一つと岸本さんはいいます。
セルフケアによる予防医療で、社会の課題解決に貢献
岸本さんは、ご自身の健康維持だけでなく、この施設が社会的な課題解決に貢献するきっかけになればと話します。
日本では「病気になってから病院に行く」という意識が強いですが、欧米などでは「病気になったり怪我をする前に自分でどうにかしよう」という予防医療やセルフケアの考え方が主流です。
そこで国民一人ひとりが健康な体作りを意識し、セルフケアに取り組むことで、医療費の増大や社会保険料を圧迫する問題を軽減できる可能性があり、岸本さんは、予防医療に対する取り組みにもっと目を向けた政策が必要だといいます。
また、日本は世界一の平均寿命を誇る一方で、健康寿命(自立して生活できる期間)はそれほど伸びていません。
酸素ルームを活用した体作りは健康寿命を延ばし、活動的に楽しめる期間を長くすることに貢献できると期待されています。
岸本さんは、アスリートだけでなく、全ての市民の皆様が健康に対する意識を向上させ、健康でないと山登りだけでなく何も楽しめないという考えのもと、この酸素ルームを提供しています。

左が低圧低酸素ルーム、右が高圧高酸素ルーム
山あそび(YAMA ASOBI)
- 公式HP:YAMA ASOBI | 焼津市の酸素ルームと登山グッズの店(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
- 公式Instagram(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
- 住所:〒425-0091 静岡県焼津市八楠2年26月2日
- 電話番号:054-639-6270
- 営業時間:10時~午後8時(最終受付:午後7時)
- 定休日:水曜日、第2・4木曜日
- 店舗前に9台駐車いただけます
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まちかどリポーター

ケンフィー
1994年生まれ。兵庫、岡山を経て静岡へ。ITエンジニアの傍ら、様々なイベントの運営に関わる。2017年頃から始めた個人での取材経験を活かして地域創生に関わるため、まちリポに応募。
ページID:438
ページ更新日:2026年3月31日