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偉人の視点を想像できる逸品!丸又さんの「はんべ(はんぺん)」

今回ご紹介する逸品は「とある偉人の視点を想像できる」食品です。

鈴木さんとはんべ

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偉人「小泉八雲」

その偉人とは小泉八雲。
彼は西洋化する前の日本人の生き方に感銘を受けて、日本の伝統的な怪談、神話、古い習俗などを作品としてまとめ、文化の魅力や知られることのない日本の姿を広めていた作家さんです。
小泉八雲が感動した日本人の生き方は、「自己抑制」と「滅私奉公」の精神。
個人の利益や意見、感情や欲などを表に出すよりも集団全体の調和を大事にする。
それは決して自己犠牲ではなく、あくまでも自然で洗練された生き方だったからこそ美しさを感じたのかもしれません。
そんな小泉八雲は今でも名前を語り継がれ、焼津市全体で「小泉八雲推し」の風潮が残っています。
一体なぜなのか。彼の魅力は何なのか。
そんな探求を「小泉八雲視点」で楽しんでいただける逸品が、丸又さんの「はんべ(はんぺん)」です。

焼きはんぺん

 

はんぺんのかき揚げ

当時使われていた材料を想像して再現されているため、原材料はとてもシンプル。
魚肉、じゃがいものでんぷん、豆腐、粗糖、食塩、味噌。
もちろん添加物は入っていません。
小泉八雲が当時食べていたものと同じものを食べることで彼が何を見て、何を感じていたのか想像してみませんか。

はんべ At Yaidzu

 

小泉八雲の人生のワンシーンを疑似体験

丸又さんのはんべは、「味覚や嗅覚で美味しさを味わう」だけではとどまりません。
パッケージの裏にあるQRコードを読み取ると「小泉八雲さんが見ていた海」が動画で流れます。
味覚、嗅覚、視覚、聴覚のすべてを使って小泉八雲が焼津に来ていたときのシーンを疑似体験することができます。

今でも生きている日本人の精神

冒頭でお伝えした「小泉八雲が感動された昔の日本人の生き方」は、「個人主義」が優勢になってきている現代では重宝されなくなっているようにも感じます。
しかし、丸又3代目社長、鈴木さんは、小泉八雲が感動した日本人の生き方をされている方なのではないかと私は感じました。
なぜなら、鈴木さんは「企業の利益」よりも「お客様の健康」の方を大事にしているように見えたからです。
というのも、鈴木さんはお母様が病気になられた経験を通して「私たちの体は食べているもので出来ている」ということを強く認識し、「おいしくて、体に良いものを作ってみんなに喜んで笑顔になってもらいたい」という想いから、添加物に依存しないことをモットーに製品の製造をされています。
防腐剤等の添加物があれば、賞味期限が長くなり企業の損失である「廃棄」も少なくなることが予想できます。
でもそれをしない。
企業の利益よりみんなの笑顔(健康)という経営の仕方が、「個人(自社)の利益よりも全体にとって良いことをする」という昔の日本人の生き方に根付いているように私は感じました。

丸又さんの商品

 

さいごに

私自身、地元が神奈川県なので、焼津という街を知ったのが1年前でした。
知ったきっかけは、大好きな彼氏が焼津市民だからです。
結婚後は焼津に移住するつもりだったので、せっかくなら長く住むことになる町のことをもっと知りたいということで、焼津まちかどリポーターを始めました。
市役所で説明を受けたり、同じリポーターさんと話したりしているうちに、焼津市民にはなんだか「あたたかさ」を感じました。
今回初めて取材させて頂いた丸又さんの社長、鈴木さんも同じように「あたたかさ」を感じます。
このあたたかさは何なのか。
これからも焼津市民の方たちと沢山お話しして研究していきたいと思いました。

まちかどリポーター

アンジェラ

アンジェラ

横浜生まれ、川崎育ち。縁あって静岡市に住んでおります!
焼津は大好きな人の地元♪読者に「焼津の人たちはあたたかいな。行ってみたいな」と思ってもらえるような焼津市民の”人の魅力”を発信していきます。

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ページ更新日:2025年10月27日