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1缶3,240円!だし専門店が挑む、究極のツナ缶「頂(いただき)」

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贅沢でエコ。だし専門店が作った“特別な一缶”

高級ツナ缶にふさわしい木箱入りの「頂」

焼津さかなセンター東名側エリアの北口近くに店を構えるだし専門店 勝男屋。老舗かつお節メーカー・シーラックの直営店として、かつお・あご・昆布など8種類のだしを試飲しながら選べる人気店です。
 

そんな店内中央で、宝石のように木箱に入って並べられているのが「大トロツナ缶 頂」。清水港で水揚げされたビンチョウマグロ1本から、わずか1.5%しか取れない希少部位の大トロのみを使用し、勝男屋特製のだし、浜松産オリーブオイル、独自の調味料に漬け込んでいます。さらに、昆布でかたどった富士山や、かつお節の端材で作った魚のトッピングで静岡らしさを表現。


最高級の食材と、ふだん廃棄される折れ節や削り節の粉をだしや飾りに生かした、贅沢とエコを両立した逸品です。

開発のきっかけはコロナ禍。ピンチをチャンスに

かつお節の端材。スモークの香りと旨みが味を引き立てる

(だし専門店 勝男屋提供)

シーラックといえば、静岡土産として人気の「バリ勝男クン。」で知られます。しかしコロナ禍で観光客が激減し、売り上げも大きく減少。そこで「静岡らしい素材を使い、かつお節の端材を有効活用できる新商品を」と、だし専門店 勝男屋が中心となって開発に乗り出しました。
 

「志は高く、目指したのは“日本一セレブなツナ缶”を作ることでした」と語るのは、勝男屋店長の村越さん。静岡はツナ缶生産量が約98%のシェアで全国一を誇る県(※)。数あるツナ缶との差別化をはかり、缶詰自動巻き締め機を導入するなど、ゼロからの挑戦が始まりました。
(※)出典:「缶詰時報」公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会

最大の魅力は、絶妙な歯ごたえと、とろける食感

駿河湾に見立てたオリーブオイルに、富士山と魚が浮かぶ

(だし専門店 勝男屋提供)

「頂」はフレークではなく塊のまま仕上げるのが特徴です。加熱すると固くなりがちな大トロを、柔らかく、旨みたっぷりに仕上げる製法を追求。さらに漬け込むオイル、だし、調味料の配合も試行錯誤を重ねました。オイルはドレッシングや炊き込みご飯など料理にも使え、二度おいしいのが魅力です。
 

製造はほぼ手作業。大トロの塊を崩さないよう缶に詰め、だしとオイルを加え、昆布を富士山型に、かつお節の端材を魚型に一つ一つ切ってトッピング。仕上げの巻き締めだけ機械を使います。1本のマグロから作れるのはわずか1~2缶という希少さです。

贈り物やご褒美に。食卓が華やぐ特別な缶詰

だし専門店 勝男屋のスタッフの皆さん

こうして完成した「頂」は2022年に販売開始。量産が難しく数量限定のため、勝男屋本店、パルシェ食彩館店、オンラインショップ、ふるさと納税のみで購入可能です。「おうち時間でぜいたくを楽しむ」という時流に合い、じわじわと売り上げを伸ばしました。年末年始や帰省シーズンには注文が集中して一時販売を停止したことも。
 

「1缶3,240円は高価ですが、贈答や記念日、自分へのご褒美にもおすすめです。家族や友人とフタを開ければ、自然と会話が弾むと思います」と村越さん。「頂」は食卓に驚きと笑顔を運んでくれるはず。“ツナ缶の常識を超える一品”をぜひ体験してみませんか。

だし専門店 勝男屋。入り口にはだしがずらりと並ぶ

 

店舗情報

シーラック株式会社(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
住所:静岡県焼津市高新田45-1
電話番号:054-622-0185(代)

 

だし専門店勝男屋(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開きます)
住所:静岡県焼津市八楠4丁目13-7 焼津さかなセンター内
電話番号:054-629-1177
営業時間:10時〜午後5時
定休日:毎週水曜日(祝日、年末は営業)

まちかどリポーター

風そよぐ

風そよぐ

静岡市在住の風そよぐです。ふるさと納税寄付額が県で1位、市の公式YouTube登録者数が県で1位(なんと市民の10分の1に相当!)、読みやすい広報やSNSなど、勢いのある焼津の魅力発信に関わりたいと思い応募しました。

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ページ更新日:2025年9月22日