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親子でまがたまつくりを体験

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まがたまから郷土の歴史を学ぼう

焼津文化会館で、モノづくりの体験を通して地域の歴史と文化を学ぶ「伝統文化子ども教室」が開かれました。

午前と午後の2回に分けて行われ、市内外からの親子ら28組が勾玉(まがたま)作りを体験しました。

勾玉(まがたま)って何?

勾玉は古代の装身具の一つで祭祀(さいし)にも用いられたと言われます。
オタマジャクシのような奇妙な形は、胎児を模したという説もありますが、その由来はいまだに謎だそうです。

まがたま

 

焼津市歴史民俗資料館

勾玉作りの前に、焼津文化会館2階の焼津市歴史民俗資料館で市内の遺跡から出土した土器や勾玉を見学しました。

焼津市歴史民俗資料館での見学の様子

市内では、西小川の小深田(こふかだ)遺跡や石脇の筧沢(ひよさわ)古墳群など古墳時代の遺跡が見つかっています。

焼津市の地図より紹介する資料館担当者と参加者

資料館では出土した土器や勾玉などを見ることができます。

土器などの展示品

展示されているまがたま

 

まがたまつくりの講師

講師を勤めたのは、遺跡の発掘作業に携わった鴫谷昇(しぎやのぼる)さんと竹内英夫(たけうちひでお)さんです。

鴫谷さんと参加者

遺跡は市内の身近な場所でも発見されました。
「自宅の庭を掘ったら、何か出てくるかもしれない」

鴫谷さんの話に子どもたちの瞳が輝きます。

鴫谷さんと一緒に見学

市内にはあまり知られていない古墳や遺跡がいくつもあり、私たちの郷土には古代から続く歴史があることを改めて教えてくれます。

まがたまをつくろう!

親子で「まがたまつくり」に挑戦です。

材料は天然石の滑石(かっせき)です。色は黒、白、緑、ピンクの4色。

まがたまづくりに参加する親子

形を整えている参加者

子どもたちは縦横4cmにも満たない小さな石をやすりで少しずつ削り、形を整えます。

親子でチャレンジ

石を削る作業

ひたすら石を削る地味な作業に見守っていたお父さん、お母さんが我慢できずに手を出します。

お父さんもお手伝い

さらに細かなやすりで磨き上げると「まがたま」の完成です。およそ1時間で作業は終わりました。

完成したまがたま

「まがたまつくり」の体験は、家族の思い出づくりにもなったようです。

親子でまがたまづくり

伝統文化子ども教室は、「まがたまつくり」のほか、「七夕飾り作り」や「ミニ門松作り」などが開催されているということです。

興味のある方は、焼津市歴史民俗資料館にお問い合わせください。

焼津市歴史民俗資料館

まちかどリポーター

まちかどリポーター:グリーントマト

グリーントマト

仕事をリタイヤし、子どもたちも独立して今は夫婦だけののんびりした生活を送っています。出生地は旧大井川町で学生時代と勤め先の転勤期間を除き、焼津市在住です。
性別、年齢にこだわることなく多様な人との交流を楽しむことが、焼津まちかどリポーターに応募の動機です。

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ページID:307

ページ更新日:2021年2月22日