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笑顔と幸せを運ぶバインミーの店

夢をかなえようと来日したベトナム人青年と焼津市内にオープンしたベトナム料理の店ベトベント

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ベトナム料理とアジアの食材の店舗、ベトベント(Betobento

ベトベントの外観 クリーム色の壁にアーチ状の入口


ベトナム料理とエスニックなアジアの食材を提供する焼津市三ケ名の店舗ベトベントです。
2025年6月にオープンしました。
この店舗を経営しているのはベトナム・ダナン出身のドー・タン・ ルアンさんです。
ドーさんは1997年生まれの28歳。
19歳で来日、静岡市内の大学などで6年間学んだあと、25歳で起業しました。
始めたのはベトナム食材の輸入販売店ベト ティン フード(Viet Teen Food)の経営です。
2025年には静岡市と吉田町に2店舗を構え、今回3店舗目として開いたのが食材だけでなく料理そのものを提供するベトベントです。
提供しているのはベトナムの人たちが普段の生活の中で食されているバインミーやフォー、そして近年日本で知られるようになったハノイ名物ブンチャーなどです。
 

バインミーを手にしている店主で経営者のドー・タン・ ルアンさんと
奥様のドアン・ヴ・ゴク・バオ・ハンさん

アーチ状の入り口の上にかけられたベトベントの看板にはベトナム料理、
アジア食材専門店と書かれている

 

初めて訪れた印象

この建物は以前ブティックだったと記憶しています。
それがいつの間にか不思議な看板がかけられ前を通るたびに気になっていました。

ベトベント(betbento)とは奇妙な名前です。ドーさんの説明によるとベトナムの「ベト」と弁当の「ベン」を足したものということです。「手軽に食べられるベトナム料理」という意味だと理解しました。
 

ベトベントで提供するバインミー、フォーなどの料理

 

清潔感を感じさせるベトベントの店内


私はオープンして間もないころ訪れました。
この時の印象はとても新鮮なものでした。
日本にはないアジアンテイストが感じられる外観と落ち着いて清潔感のある店内、高級ではないけれどゆったりと寛ぎながら食事を楽しめる空間です。
今回ドーさんと対面してお話を聞き、改めて彼の趣味の良さを感じました。

実業家ドー・タン・ ルアンさん

私にはドーさんと同い年の息子がいます。
その息子と比べるとそのような学校を出たばかりの若者に輸入販売の仕事がすぐできるようになるとは思えません。
25歳で起業と聞いて実務経験のない若者に可能だろうかと素朴な疑問がわきます。
どこでそのノウハウを身に着けたのかを知りたくなります。
日本に住んでいる叔父を頼って来日したというお話を聞き、ヒントはそのあたりにありそうだと推測しています。
ドーさんはこちらの的外れな質問にも丁寧に応えてくれます。
恵まれた家庭環境からくる育ちの良さのようなものを感じました。
来日後に知り合った同郷の女性、ドアン・ヴ・ゴク・バオ・ハンさんと結婚され、現在はお子様が2人います。焼津市での滑り出しはとても順調なように見えます。
 

食べ応えのあるバインミー

ベトナムの国民食、バインミーそしてブンチャー

この店のメインメニューの一つバインミーは、パンに野菜とお肉を挟み込んだサンドイッチです。
コッペパンのようなフランスパンのバゲットに切り込みを入れて、独特のソースで味付けをした具材を挟み込みます。
そして野趣たっぷりにかぶりつく。
バゲットは小ぶりですがボリューム感のあるアイテムです。
人それぞれ好みはあるかと思いますが、私は美味しかった。

2025年春ごろに放送されたテレビドラマを見てバインミーのことを知りました。
主人公たちが美味しいそうにバインミーをほおばる様子に思わず食指が動きました。
ちなみにドラマのタイトルは「東京サラダボウル」です。
外国人がらみの事件を扱う警察部署のお話だったと記憶しています。
 

ヘルシーなベトナムの国民食ブンチャー


ブンチャーは、ベトナム風つけ麺です。
グリルで焼いた豚肉と米粉から作られた麺を甘酸っぱいタレに浸して食べます。
香ばしい豚肉、そしてたっぷりの新鮮なハーブが織りなすハーモニーが魅力のベトナム北部発祥の料理です。
一口食べると「GO TO HEAVEN!」確かにその風味の虜になってしまうのも頷けます。
バインミーのテイクアウトもできます。
私が初めて訪れた時は自宅に持ち帰り、人目を気にせずバインミーにかぶりつきました。マイウ~!

店内では調味料や乾麺などエスニックなアジアの食材も販売しています

 

ベトナムという国の印象

「ベトナム」と聞くと60歳代以上の日本人の中には、冷戦真っただ中の戦争のことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
それに付随して連想するのはベトコン、ソンミ村、ナパーム弾に枯葉剤、ダイオキシン、ベトちゃんドクちゃん、ボートピープル、地獄の黙示録、プラトーン、フルメタルジャケット…etc。
2025年はベトナム戦争が集結して50年という節目の年でした。
日本にとっては朝鮮戦争と並び、戦後の復興から高度経済成長期に向かう足がかりとなった出来事でした。
それは今日の日本の経済的繁栄につながるものでもあります。
戦争はないほうがいいに決まっています。
戦争のない時代を誰もが望むはずなのですが、それが実現できていないのはご存じの通りです。

現在ベトナムという国は経済発展著しく、世界から注目されている国の一つです。
外貨の獲得に余念がなく、国産の自動車メーカーもあれば標高1500メートルほどの山上に造られた巨大テーマパーク、ハワイかと思うようなリゾートホテルが立ち並ぶビーチもあります。
その国から労働力不足を補うため大勢の人々が技能実習生として来日しています。

日本で働くということ

外国に行きそこで起業するというのが夢だったのでしょう。
ドーさんはその夢を焼津市で花開かせようとしています。
ベトベントは開店して半年がたち、なじみの客もつきました。
日本人、ベトナム人でだいたい半々だそうです。

勝負はこれからです。
今後の展開が楽しみな点であり、また注目したいところでもあります。

外国から来日する人たちのために彼からのアドバイスをいただきました。
1.(日本の)ルールを守りながら仕事をしてください。
2.体(健康)に気を付けてください。
3.お金をたくさん稼いでください(懸命に仕事するという意味だと思います)。

お終いに…

最後に締めの写真をお見せします。

ドーさんご夫妻の笑顔はとても爽やかで嫉妬したくなるほどです


ベトベントはさしずめ幸せを運ぶバインミーのお店といったところでしょうか。
ご馳走様でした。またお邪魔させていただきます。
 

バインミー専門店Betobento

〒425-0072静岡県焼津市三ケ名826-1
☎080-7428-2916

【営業時間】
火~金:10時~午後2時、午後5時~午後8時30分
土日:10時~午後2時、午後5時~午後9時
定休日:月曜日

まちかどリポーター

まちかどリポーター:グリーントマト

グリーントマト

仕事をリタイヤし、子どもたちも独立して今は夫婦だけののんびりした生活を送っています。出生地は旧大井川町で学生時代と勤め先の転勤期間を除き、焼津市在住です。
性別、年齢にこだわることなく多様な人との交流を楽しむことが、焼津まちかどリポーターに応募の動機です。

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ページ更新日:2026年1月13日